2016年
2016年 天津で国際書法交流大展――
18年はシンガポールで
2016/09/20
第12回国際書法交流大展が9月20日、中国・天津市の天津美術館で開かれた。毎日書道展から29人の書家が出品し、鬼頭墨峻団長(毎日書道会理事)ら8人が訪中して交流を深めた。
開幕式には、19か国・地域から約150人が参加。シンガポール書法家協会の陳聲桂会長が「発足以来、苦しいことも多かったが、書の仲間の協力と努力でここまで大きく成長できた」とあいさつ。 地元、中国書法家協会の蘇士澍主席は「今回は新しい表現も多く、世界の書道の新潮流を示している。中国も世界の書芸術を学んで次の発展につなげたい」と歓迎した。
計351点の出品作は同美術館3階に展示された。毎日展からの出品作は、現代感覚にあふれた近代詩文書や流麗なかな、淡墨の大字書なども出品され、異彩を放っていた。
開幕後、北京に移動して國子監史跡で席上揮毫による交流会を開いたほか、主要13か国・地域が出席して代表会議も開催。次回2018年の第13回大会は、同年に創設50年を迎えるシンガポール書法家協会が開催することなどが決まった。(事務局長・西村修一)