新春展
2025現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
新春の銀座で恒例となりました「現代の書 新春展」は、2002年にスタートし、このたび24回目を迎えます。
本展は、毎日書道会の顧問、理事、監事、第75回毎日書道展の最高賞・文部科学大臣賞受賞作家による「セイコーハウスホール展」と、同毎日書道展から選抜された代表作家による「セントラル会場100人展」で構成します。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門の作家が織りなす現代書の多彩な世界を、この機会にぜひご堪能ください。
期間:2025年1月4日(土)~9日(木)入場無料
【セイコーハウスホール展】
- 場所
-
セイコーハウスホール
(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス6階)
※和光本店1階からご入場ください - 時間
- 11:00~19:00(9日は17:00閉場)
【セントラル会場100人展】
-巳・未・酉・亥・丑・卯年生まれから選抜-
- 場所
-
セントラルミュージアム銀座
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階) - 時間
- 10:00~18:00(9日は17:00閉場)
【新春展出品作家によるイベント/参加無料】※いずれも事前申し込み不要です。直接会場にお集まりください。
◇席上揮毫会
場所:フェニックスプラザ(紙パルプ会館3階)
◇スペシャルトーク
場所:フェニックスプラザ(紙パルプ会館3階)
◇「セントラル会場100人展」作品解説
1月6日(月)午後1時から=荒井智敬(漢字) 石井抱旦(前衛書) 田邊栖鳳(篆刻)
開催内容は都合により変更する場合がございます。
最新の情報は「和光ホームページ」でもご確認ください。
2024現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
新春の銀座で恒例となりました「現代の書 新春展」は、2002年にスタートし、このたび23回目を迎えます。
本展は、毎日書道会の顧問、理事、監事、第74回毎日書道展の最高賞・文部科学大臣賞受賞作家による「セイコーハウス銀座ホール展」と、同毎日書道展から選抜された代表作家による「セントラル会場100人展」で構成します。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門の作家が織りなす現代書の多彩な世界を、この機会にぜひご堪能ください。
期間:2024年1月4日(木)~9日(火)入場無料
【セイコーハウス銀座ホール展】
- 場所
-
セイコーハウス銀座ホール(旧和光ホール)
(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6階)
※和光本店1階からご入場ください - 時間
- 11:00~19:00(9日は17:00閉場)
【セントラル会場100人展】
-辰・午・申・戌・子・寅年生まれから選抜-
- 場所
-
セントラルミュージアム銀座
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階) - 時間
- 10:00~18:00(9日は17:00閉場)
【イベント】会場:セントラルミュージアム銀座(自由参加・参加費無料)
「セントラル会場100人展」出品作家による席上揮毫会
「セイコーハウス銀座ホール展」出品作家によるスペシャルトーク
「セントラル会場100人展」出品作家による作品解説会
※席上揮毫会及びスペシャルトークは「紙パルプ会館3階」で実施します。
開催内容は都合により変更する場合がございます。
最新の情報は「和光ホームページ」でもご確認ください。
※展覧会の見どころなどを動画(書のひろば)でご覧いただけます。
2023現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
新春の銀座で恒例となりました「現代の書 新春展」は、2002年にスタートし、このたび22回目を迎えます。
本展は、毎日書道会の顧問、理事、監事、第73回毎日書道展の最高賞・文部科学大臣賞受賞作家による「セイコーハウス銀座ホール展」(和光ホールの名称変更にともない改称)と、同展から選抜された代表作家による「セントラル会場100人展」で構成します。昨年から、セントラル会場100人展は、対象作家を生年の西暦偶数年(子、寅、辰、午、申、戌)と奇数年(丑、卯、巳、未、酉、亥)に分けて隔年で選抜する方式になりました。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門の作家が織りなす現代書の多彩な世界を、この機会にぜひご堪能ください。
期間:2023年1月4日(水)~9日(月)入場無料
【セイコーハウス銀座ホール展】
- 場所
-
セイコーハウス銀座ホール(旧和光ホール)
(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6階)
※和光本店1階からご入場ください - 時間
- 10:30~19:00(9日は17:00閉場)
【セントラル会場100人展】
-卯・巳・未・酉・亥・丑年生まれから選抜-
- 場所
-
セントラルミュージアム銀座
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階) - 時間
- 10:00~18:00(9日は17:00閉場)
新型コロナウイルスへの感染および拡散を防止し、皆様に安心してご鑑賞いただくために必要な対策を講じて開催します。ご来場の際は、感染症対策へのご協力をお願いします。
○発熱がある方、体調のすぐれない方はご来場をお控えください。ご来場の際はマスクの着用をお願いします。
○ギャラートーク、席上揮毫会は中止します。
○開催内容は都合により変更する場合がございます。
最新の情報は「和光ホームページ」でもご確認ください。
2022現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
新春の銀座で恒例となりました「現代の書 新春展」は、2002年にスタートし、このたび21回目を迎えます。
本展は、毎日書道会の顧問、理事、監事、第72回毎日書道展の最高賞・文部科学大臣賞受賞作家による「和光ホール23人展」と、同展から選抜された代表作家による「セントラル会場100人展」で構成します。今回から、セントラル会場100人展は、対象作家を生年の西暦偶数年(子、寅、辰、午、申、戌)と奇数年(丑、卯、巳、未、酉、亥)に分けて隔年で選抜する方式になりました。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門の作家が織りなす現代書の多彩な世界を、この機会にぜひご堪能ください。
期間:2022年1月4日(火)~9日(日)入場無料
【和光ホール23人展】
- 場所
-
和光 本館6階
(東京都中央区銀座4-5-11) - 時間
- 10:30~19:00(9日は17:00閉場)
【セントラル会場100人展】
- 場所
-
セントラルミュージアム銀座
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階) - 時間
- 10:00~18:00(9日は17:00閉場)
新型コロナウイルスへの感染および拡散を防止し、皆様に安心してご鑑賞いただくために必要な対策を講じて開催します。ご来場の際は、感染症対策へのご協力をお願いします。
○発熱がある方、体調のすぐれない方はご来場をお控えください。ご来場の際はマスクの着用をお願いします。
○ギャラートーク、席上揮毫会は中止します。
○開催内容は都合により変更する場合がございます。
最新の情報は「和光ホームページ」でもご確認ください。
2021現代の書 新春展―今いきづく墨の華―
2021年1月からの正月恒例の「新春展」は、20回の記念展となり、新しい時代に向け、より深い芸術性と今日性を追究した作品が出品されます。毎日書道会の最高・常任顧問、顧問、理事、監事24人の作品を銀座・和光ホールで展示します。例年、同時開催しているセントラルミュージアム100人展は、コロナ禍で今回中止となりますが、書壇を代表する作家の最高傑作がご堪能いただけると確信します。
開幕に先駆け、このホームページで全出品作品をご紹介します。
期間:2021年1月5日(火)~9日(土)入場無料
- 場所
-
和光 本館6階
和光ホール(東京都中央区銀座4-5-11) - 時間
- 10:30~19:00(最終日は17:00閉場)
- 主催
- 毎日新聞社・毎日書道会
〇本展は事前予約なしでご覧いただけます。
ただし、混雑時には入場制限を行う場合がございますので、ご了承ください。
〇ご来場の際は、感染症対策へのご協力をお願いします。
※「新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い」はこちら(jpeg)
〇開催内容は都合により変更する場合がございます。
※最新の情報は「和光ホームページ」をご確認ください。
2020現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
71回の歴史を誇る毎日書道展は「漢字」「かな」「近代詩文書」「大字書」「篆刻」「刻字」「前衛書」と、現代の書すべてのジャンルを網羅した7部門から構成されています。出品作は3万点を超え、その内容においても、わが国最大の書道展として、今日まで多くの著名な作家を輩出してきました。本展は、新しい時代に向け、より深い芸術性と今日性を求め、毎日書道展出品者の中から選出された作家の新作を、和光ホールとセントラルミュージアム銀座の2会場に分けて展示します。
19回目となった本展では、「和光ホール23人展」、「セントラル会場100人展」と題し、総勢123人の作品を一堂に紹介します。
期間:2020年1月3日(金)~9日(木)入場無料
【和光ホール23人展】
- 場所
- 和光 本館6階(東京都中央区銀座4-5-11)
- 時間
- 10:30~19:00(3日は正午~18:00、9日は17:00閉場)
- ギャラリートーク&サイン会
-
[各日 15:00~]
6日(月):鬼頭墨峻(漢字)
7日(火):室井玄聳(漢字)
8日(水):下谷洋子(かな)
9日(木):船本芳雲(近代詩文書)
【セントラル会場100人展】
- 場所
-
セントラルミュージアム銀座
(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階) - 時間
- 10:00~18:00(3日は正午~18:00、9日は17:00閉場)
- 席上揮毫
-
[各日 13:00~]
6日(月):鎌田紗和(近代詩文書)、澤江抱石(大字書)
鈴木一敬(漢字)
7日(火):石井抱旦(前衛書)、小山對山(近代詩文書)
竹田晃堂(かな) - 作品解説
-
[各日 13:00~]
8日(水):尾崎 學(大字書)、竹市求仙(刻字)
那須大卿(篆刻)、福田鷲峰(近代詩文書)
9日(木):半田藤扇(漢字)、丸尾鎌使(前衛書)
吉田久美子(かな)
2019現代の書 新春展 ー今いきづく墨の華ー
70回の歴史を誇る毎日書道展は「漢字」「かな」「近代詩文書」「大字書」「篆刻」「刻字」「前衛書」と、現代の書すべてのジャンルを網羅した7部門から構成されています。出品作は3万点を超え、その内容においても、わが国最大の書道展として、今日まで多くの著名な作家を輩出してきました。本展は、新しい時代に向け、より深い芸術性と今日性を求め、毎日書道展出品者の中から選出された作家の新作を、和光ホールとセントラルミュージアム銀座の2会場に分けて展示します。
18回目となった本展では、「和光ホール24人展」、「セントラル会場100人展」と題し、総勢124人の作品を一堂に紹介します。
期間:2019年1月3日(木)~9日(水)入場無料
【和光ホール24人展】
- 場所
- 和光 本館6階(東京都中央区銀座4-5-11)
- 時間
- 10:30~19:00(3日は正午~18:00、9日は17:00閉場)
- ◇ギャラリートーク&サイン会
- [各日 15:00~]
6日(日):柳 碧蘚(大字書)
7日(月):松井玉箏(かな)
8日(火):永守蒼穹(近代詩文書)
9日(水):赤平泰処(漢字)
【セントラル会場100人展】
- 場所
- セントラルミュージアム銀座(東京都中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館5階)
- 時間
- 10:00~18:00(3日は正午~18:00、9日は17:00閉場)
- ◇席上揮毫
- [各日 13:00~]
7日(月):大隅晃弘(近代詩文書)、竹澤彰一(大字書)
西 墨濤(漢字)
8日(火):加藤有鄰(漢字)、丸尾鎌使(前衛書)
渡邉之響(かな) - ◇作品解説
- [各日 13:00~]
6日(日):飯田桂子(刻字)、小野恵子(前衛書)
種家杉晃(漢字)、松崎礼文(大字書)
9日(水):卯中恵美子(篆刻)、神郡弘道(かな)
若林久美子(近代詩文書)
2018 現代の書 新春展-今いきづく墨の華-
東京・銀座の2会場での開催で17回目を迎えた恒例行事「現代の書新春展~今いきづく墨の華」が2018年1月3日から9日まで銀座4丁目の和光ホールと銀座3丁目のセントラルミュージアム銀座で開かれる。日本を代表する書家の初春を祝う新作が並ぶ。
和光会場には毎日書道会の最高・常任顧問、顧問と理事、監事の26人の作品が展示される。4丁目交差点に面した和光ウインドウに飾られる干支ディスプレイーが書展に華を添え毎年、大きな話題に。期間中、好評のギャラリートークとサイン会も行われ、6日、薄田東仙さん、7日、堀吉光さん、8日、片岡重和さん、9日、下谷洋子さんらが登場、書の楽しみ方、それぞれが歩んできた書道人生などを語る。いずれも午後3時。
セントラル会場には65歳以上の審査会員の中から選考された100人の新作が陳列され、会期中、出品書家6人による席上揮毫会が7日、9日午後1時から、作品解説会も6日、8日午後1時から催される。揮毫、解説の書家は次の通り。敬称略。
[席上揮毫]
◇7日=大森哲、近藤北濤、中西浩暘
◇9日=中村素岳、名和玉芳、藤波艸心
[作品解説]
◇6日=石井抱旦、齊藤瑞仙、水川舟芳、山中翠谷
◇8日=稲村龍谷、醍醐春翠、田向良歌
2017 現代の書 新春展-今いきづく墨の華-
東京・銀座の2会場での開催で16回目を迎えすっかり定着した恒例行事。1月5日から11日まで銀座4丁目の和光ホールと銀座3丁目のセントラルミュージアム銀座で日本を代表する書家の初春を祝う新作が並ぶ。
和光会場には毎日書道会の最高・常任顧問、顧問と理事、監事の27人の作品が展示される。4丁目交差点に面した和光ウインドウに飾られる干支ディスプレイーが書展に華を添え毎年、大きな話題に。期間中、好評のギャラリートークも行われ、7日、石飛博光さん、8日、仲川恭司さん、9日には女性書家初の文化功労者に選ばれた小山やす子さん、そして松井玉筝さん、10日、中原志軒さんらが登場、書の楽しみ方、それぞれが歩んできた書道人生などについて語る。いずれも午後3時。
セントラル会場には65歳以下の審査会員の中から選考された100人の新作が陳列され、会期中、出品書家3人による席上揮毫会が6日、9日、10日午後1時から、作品解説会も7日、8日、11日午後1時から催される。
第15回現代の書 新春展-今いきづく墨の華-
東京・銀座の正月を彩る「第15回現代の書 新春展-今いきづく墨の華-」が1月5日から11日まで和光ホールとセントラルミュージアム銀座の2つの会場で開かれた。
「現代の書」の多彩で個性的な書展と高い評価を受けた新春に相応しい力作が今年も会場を飾った。毎日書道会最高顧問、理事ら28人の新作が輝いた和光会場での開会式には、出品者、来賓関係者らが出席、まず、朝比奈豊・毎日書道会理事長(毎日新聞社社長)が、「日本人の美意識、感性を集約したのが書だと思う。書の芸術性がパリ展など海外でも大評判で心強く思っています。楽しみにしている1階のショーウィンドウに飾られた先生方の表情豊かなサルを拝見しました。サルの年に書の世界がさらに充実、発展していくことを祈っております」と挨拶、次いで会場を提供する和光の安達辰彦社長が「サルの高揚した顔をイメージしポスター、ウィンドウなどにピンク色を使用した。いいものができたと自負しています。世界、日本の各地からおいでいただく大勢の方々に書展をやっていることを分かっていただけると思う」と祝辞を述べた。
続いて和光会場の出品者の毎日書道会最高・常任顧問、顧問、理事、監事、第67回毎日展文部科学大臣賞受賞者が紹介され、華やかに開幕した。
この後、65歳以上の毎日展名誉・参与・審査会員100人の作品が展示されたセントラル会場で祝賀会が行われた。
毎日書道会理事で同展実行委員長の辻元大雲さんが、「今年も新春を飾るいい作品が陳列された。書芸術のすばらしさを多くの人たちに味わってほしい」と強調。次いで来賓を代表してステージに立った五島美術館副館長、名児耶明さんが会場を埋めた出品者に対し「最近、街を歩き看板やタイトルなどを見るたびに惨めに思うことが多い。書を学ぶ人が参加していないような気がする。和食が世界文化遺産に登録されたのに俗化していくのに耐えられない」と訴え、さらに「みなさんの力でいい方向に変えてほしい。芸術的な作品が溢れることで書をやってみよう、という人が増え、書の底辺拡大にもつながると思う。ぜひ、お願いしたい」と話し話題となった。この後、第68回毎日展の実行委員長を務める仲川恭司さんの発声で乾杯、新春展が開幕した。
和光会場には、稲村雲洞さん「目聴」、中野北溟さん「勧酒」、大井錦亭さん「金子兜太句」、小山やす子さん「古今和歌集」、石飛博光さん「翰虚不動」、「冬桜」、關正人さん「展驥」や関口春芳さん「玲瓏」、辻元さん「大久保白村の句」、仲川さん「風」、船本芳雲さん「秋扇」、室井玄聳さん「忘言之門」など心打つ作品が並び、出品者2人で行う対談形式のギャラリートークが人気を呼んだ。
セントラル会場には、赤平泰処さん「吹塵之夢」、荒金大琳さん「羅針盤」、石原太流さん「継武」、大平匡昭さん「春のふるさと」、貝原司研さん「有恒心」、慶徳紀子さん「明けの春」、小竹石雲さん「瑞雲」、小原道城さん「祈」、齊藤瑞仙さん「牛飲水成乳」、鈴木まつ子さん「佇立」、外林道子さん「古代文字へのロマン」、高野早苗さん「古詩十九首十」、高橋静豪さん「秋懐」、増子哲舟さん「聖泉宴」、三宅相舟さん「山家集」、宮本博志さん「大沼遊魚句」、森本龍石さん「人生楽事」、柳澤朱篁さん「古語」、山中翠谷さん「現」など実力派書家の多彩な作品が並び、注目された。出品者による席上揮毫や作品解説には多くの人たちが駆け付け大賑わいだった。
第14回現代の書 新春展―今いきづく墨の華―
東京・銀座の正月を墨で彩る「第14回現代の書 新春展-今いきづく墨の華-」が1月5日から11日まで和光ホールとセントラルミュージアム銀座の2つの会場で開かれた。書の今日性と芸術性を重視、「現代の書」が躍動する世界を展覧することを目標に掲げており、新たな年を迎えるに相応しい力作が会場を飾った。和光会場での開会式には、出品者、来賓関係者らが出席、まず、朝比奈豊・毎日書道会理事長(毎日新聞社社長)が、「楽しみにしておりました今年の和光さんのショーウィンドーで、先生方の様々なひつじに出会いました。未の年に新たな書の未来を切り開くことができるよう祈っております」とユーモアを交えて挨拶、次いで会場を提供する和光の安達辰彦社長が祝辞を述べた。
和光会場の出品者の毎日書道会最高・常任顧問、顧問、理事、監事、第66回毎日書道展文部科学大臣賞受賞者合わせて29人、一人ひとりが紹介された。
また、新春展実行委員長の船本芳雲さんの第56回毎日芸術賞受賞が報じられた直後とあって会場に集まった関係者から大きな拍手が送られた。引き続き65歳以下の毎日展審査会員100人の作品が展示されたセントラル会場で祝賀会が行われた。
はじめに実行委員長の船本さんが、「書道文化を取り巻く環境は厳しい状況にあります。この新春展を企画した金子卓義さんは、14年前に銀座に書の風を吹き込もう、と宣言した。今、この街にはみごとに爽やかや風が吹いています。この風を全身に感じ、楽しみながらたくさんの人たちに足を運んでいただき、書のすばらしさを味わってほしい」と強調した。この後、第67回展の実行委員長を務める辻元大雲さんの発声で乾杯、新春展が開幕した。
和光会場には、稲村雲洞さん「朴直」、恩地春洋さん「壷」、中野北溟さん「流氷の詩」、小山やす子さん「山家集」、石飛博光さん「夢一場」、「桜貝」、關正人さん「主一」や船本さん「ふるさとこいしや」、辻元さん「万歳の袖をひらけば…」など重厚な作品が並び、出品者2人で行う対談形式のギャラリートークが人気を呼んだ。
セントラル会場には、鈴木不倒さん「夢十夜」、千葉蒼玄さん「天気輪の柱」、西墨濤さん「新春 眞山民詩集」、西方純晴さん「開也」、日守菜穂子さん「浄土往生」、丸尾鎌使さん「feeling―心の感情」、宮本博志さん「錆びた扉」、山中翠谷さん「融」、渡部會山さん「復奚疑」、加藤煌雪さん「Message」、加藤有鄰さん「吉祥」、金子大蔵さん「馴鹿」、鈴木響泉さん「雲遊」など力のある書家の多彩な作品が注目された。出品者による席上揮毫や作品解説には多くの人たちが駆け付け大にぎわいだった。
現代の書 新春展 1月5日から11日まで開催
年明けの東京・銀座を墨の華で彩る「2015年現代の書 新春展」は、1月5日から11日までの7日間、銀座4丁目の和光ホールと新たな会場の銀座3丁目、紙パルプ会館5階、セントラルミュージアム銀座の2つの会場で開かれる。14回目となる新春展の和光会場には毎日書道会最高・常任顧問、顧問、理事、監事、第66回毎日書道展文部科学大臣賞受賞者29人の新作が飾られる。会期中、恒例のギャラリートークも。セントラル会場には65歳以下の審査会員から選出された100人の作品が並ぶ。会場では、毎年、多くの書道ファンで溢れる席上揮毫会や作品解説会も開かれる。
≪和光会場≫
- ギャラリートーク(午後3時開始、敬称略)
-
6日 鬼頭墨峻、船本芳雲
7日 石飛博光 下谷洋子
10日 室井玄聳 柳碧蘚
11日 辻元大雲 仲川恭司
≪セントラル会場≫
- 席上揮毫(午後1時開始、敬称略)
-
7日 青砥相蓉 生駒蘭嵩 北谷翠峰
8日 佐伯孝子 水川芳竹 原田凍谷
9日 内門律華 阪口大儒 佐野玉帆 - 作品解説(午後1時開始、敬称略)
-
6日 鈴木不倒 千葉蒼玄
10日 安藤磨紀 今田早苗 初見太清
11日 加藤有鄰 村松太子
→出品者一覧(敬称略)はこちら