毎日書道展は本年75回展を迎えます。昨年の第74回展は、公募、会友、役員あわせて約2万7千点を上まわる出品があり、内容、規模とも、日本最大の書道展です。
書道文化の向上と、書道芸術の相互錬磨のため、昭和23年に書壇を結集して「全日本書道展」を発足したのが始まりで、翌年「日本総合書芸展」として開催し、昭和26年から「毎日書道展」と改称されました。
“新しい時代の書道展”を旗印にした、伝統の書から、最先端の現代書まで、あらゆる分野を結集する総合展です。
第75回毎日書道展日程
毎日書道展とは
第75回 日程
- 5月13・14日(月・火)
- 受付・搬入(毎日ホール)=篆刻、刻字以外の部門
- 5月15日(水)
- 篆刻・刻字の受付(毎日ホール)
- 5月24日~26日(金~日)
- 鑑別(=入選審査、国立新美術館)
- 6月18日(火)
- 刻字を除く全部門(U23含む)入落通知発送(予定)
- 6月28日~30日(金~日)
- 入賞審査(国立新美術館)
- 7月3日(水)
- 会員賞選考会(午前10時~国立新美術館)
- 7月4日(木)
- 文部科学大臣賞選考会(午前10時30分~国立新美術館)
- 7月10日~8月4日(水~日)
- 東京展 国立新美術館開幕(毎週水曜は午後1時開場、毎週火曜は休館)
- 7月18日(木)~24日(水)
- 東京展 東京都美術館開幕(18日は正午開幕)
- 7月21日(日)
- 表彰式(午後1時~ザ・プリンスパークタワー東京)
【注意】上記日程は、都合により予告なく変更することがあります。
出品規定
会場・会期
東京展
国立新美術館 [前期展(漢字・大字書・篆刻・刻字)] [後期展(かな・近代詩文書・前衛書)]
前期I期 7月10日(水)~7月15日(月)
前期II期 7月17日(水)~7月22日(月)
後期I期 7月24日(水)~7月29日(月)
後期II期 7月31日(水)~8月 4日(日)
前期II期 7月17日(水)~7月22日(月)
後期I期 7月24日(水)~7月29日(月)
後期II期 7月31日(水)~8月 4日(日)
東京都美術館
7月18日(木)~7月24日(水)
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、新潟、静岡、沖縄の各都県と海外
白色の出品票
北陸展
富山県民会館
8月18日(日)~ 8月22日(木)
富山、福井、石川の各県
水色
東海展
愛知県美術館ギャラリー
8月20日(火)~ 8月25日(日)
愛知、岐阜、三重の各県
黄緑色
中国展
広島県立美術館
8月20日(火)~ 8月25日(日)
鳥取、島根、岡山、広島の各県
緑色
四国展
愛媛県美術館
8月21日(水)~ 8月25日(日)
徳島、香川、愛媛、高知の各県
橙色
関西展
京都市京セラ美術館
みやこめっせ第2展示場・日図デザイン博物館
8月28日(水)~9月 1日(日)
京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、滋賀の各府県
桃色
東北仙台展
せんだいメディアテーク
9月20日(金)~ 9月25日(水)
宮城、岩手、青森の各県
黄色
北海道展
札幌市民ギャラリー・大丸藤井セントラル
9月25日(水)~9月29日(日)
北海道
赤色
東北山形展
山形美術館
10月16日(水)~10月20日(日)
山形、福島、秋田の各県
紫色
九州展
大分県立美術館
11月12日(火)~11月17日(日)
山口、福岡、佐賀、熊本、長崎、大分、宮崎、鹿児島の各県
青色
部門
漢字部Ⅰ類(本文15字以上)
漢字部Ⅱ類(本文2字以上14字以下)
かな部Ⅰ類(和歌3首以上。俳句は5句以上。文字の多少に拘わらず、写経、和様漢字、臨書作品(大字臨書を含む)、巻子、冊子、帖、貼り混ぜ作品)
かな部Ⅱ類(和歌1~2首、俳句は4句まで)
近代詩文書部
大字書部(1~2字の漢字、ひらがな、カタカナ作品)
篆刻部/刻字部/前衛書部
漢字部Ⅱ類(本文2字以上14字以下)
かな部Ⅰ類(和歌3首以上。俳句は5句以上。文字の多少に拘わらず、写経、和様漢字、臨書作品(大字臨書を含む)、巻子、冊子、帖、貼り混ぜ作品)
かな部Ⅱ類(和歌1~2首、俳句は4句まで)
近代詩文書部
大字書部(1~2字の漢字、ひらがな、カタカナ作品)
篆刻部/刻字部/前衛書部
出品資格
- 一般公募=満24歳以上(2024年4月1日現在)
- U23=満16歳以上満23歳以下(2024年4月1日現在) ※誕生日が2000(平成12)年4月2日から2008(平成20)年4月1日まで。
- 会友=所属部門に限り無鑑査で出品できる。所属部門以外にも公募作品(会友公募)として3点まで出品できる。
出品料
- 一般公募=1作品につき15,000円(消費税込)
- U23=1作品につき5,000円(消費税込)
会友賛助会費
30,000円(出品料含む) ※出品の有無に拘わらず6月末日までに別途送付する払込票で納めること。
作品寸法
作品の表装仕上がり寸法は次の通り定める。巻子、冊子、帖を除いて、必ず壁面に掲げられるものとする。なお、本紙は表装時に 表装店で数センチ切り落とす場合があるため、事前に表装店に確認すること。
(仕上がり) | A寸法 182cm×61cm (6尺×2尺) 縦・横自由 | B寸法 152cm×73cm (5尺×2.4尺) 縦・横自由 |
---|---|---|
C寸法 121cm×91cm (4尺×3尺) 縦・横自由 | D寸法 105cm×105cm (3.46尺×3.46尺) | |
篆刻寸法 | 縦39cm×横30cm ※指定寸法 額の厚さは3cm以内。 ※額内に5印以内。印材は出品を必要としない。取り付け金具は不可。 |
|
刻字寸法 | 155cm×61cm(5.1尺×2尺)以内。 縦・横自由 | |
巻子・冊子・帖寸法 | 縦45cm×横400cm(縦1.5尺×横13.2尺)以内。 冊子・帖は見開き60cm(1.9尺)以内。 |
出品要項
- 出品点数は各部門1点に限る。但し、漢字部・かな部はI類・II類同時出品可能。
- 搬入時は裏打ちなしの未表装とする(刻字部及び会友を除く)。但し、かな部I類の作品はすべて台紙貼りとする。
かな部I類の画仙紙作品、貼り混ぜ作品は仕上がり寸法A・B・C・Dの台紙に、巻子・冊子・帖は165cm×91cmの台紙に、それぞれ 上部を大和糊で仮止めすること。かな部II類の連作も台紙貼りとする。
漢字・近代詩文書・前衛書部の連作等は台紙貼り可とする。台紙は白とする。 - 作品には必ず印を押すこと。写経作品は例外とする。
- 漢字部・かな部は臨書作品を出品できる。
- 漢字部作品は署名を入れることを原則とする。臨書の時は「臨」と入れること。
- 作品はすべて未発表のものとする。
- 対の作品はすべて同一枠内に収めること。
- 作品重量は15kg以内(刻字に限り20kg以内)。重量が6kg以上の作品にはヒートンなどの吊り金具を付けること。
- 入選後の表装は、枠装、巻子、冊子、帖に限る。パネル貼り(太鼓貼り)、軸は認めない。また篆刻・刻字部を除き、アクリル及びガラスの表装作品は受け付けない。
- 他の作品を損傷する恐れのある作品(未乾燥、表装不十分)や、陳列に不適当な作品は認めない。
出品票受付及び公募・U23作品搬入
【受付日時】5月13日(月)、14日(火) 午後1時から午後4時まで ※篆刻・刻字は原則として5月15日(水)同時刻
【受付場所】 毎日新聞社地下1階 毎日ホール(東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル)
【郵送による受付】 5月10日(金)必着
宛先 〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日書道会
※宅配便、または書留郵便(簡易書留可)で送付
【出品料振込先(一般公募・U23のみ)】
郵便口座番号:00140-0-80005
口座名義:一般財団法人 毎日書道会
※払い込み済郵便振込控えのコピーを必ず出品票とともに提出すること
※個人出品は振込票に出品票の作品番号を明記すること
【提出物】
【受付場所】 毎日新聞社地下1階 毎日ホール(東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル)
【郵送による受付】 5月10日(金)必着
宛先 〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日書道会
※宅配便、または書留郵便(簡易書留可)で送付
【出品料振込先(一般公募・U23のみ)】
郵便口座番号:00140-0-80005
口座名義:一般財団法人 毎日書道会
※払い込み済郵便振込控えのコピーを必ず出品票とともに提出すること
※個人出品は振込票に出品票の作品番号を明記すること
【提出物】
- ●「公募」「U23」「会友公募」(刻字部を除く)
- ①出品票・・・出品票の右側「5出品目録」を切り離して提出。但し、篆刻部は「5出品目録」を切り離さずに提出。
- ②作品・・・・裏打ちなしの未表装作品に、出品票の「1作品(背)ラベル」から「4得点票」を別紙「第75回毎日書道展 出品票 添付要領」に従い貼付する。但し、篆刻部は貼付せず作品に添えて提出。
- ③出品料・・・払い込み済郵便振込控えのコピーを提出。但し、会友公募は出品料不要。
- ●刻字の「公募」「U23」「会友公募」
- ①出品票・・・「5出品目録」のみ提出。作品搬入は下記「会友及び刻字作品搬入」欄を参照。
- ②出品料・・・払い込み済郵便振込控えのコピーを提出。但し、会友公募は出品料不要。
- ●「会友」
- ①出品票・・・「5出品目録」のみ提出。
- 【注意事項】
- ※かな部I類は原則として表装店を通して搬入すること。
- ※社中は「出品者一覧表」と「社中別出品数・出品料集計表」を提出すること。
会友及び刻字部作品搬入
【搬入日時】
篆刻部の会友、刻字部の会友・公募・U23作品=6月24日(月)、25日(火) 午前10時から午後3時まで
漢字、かな、近代詩文書、大字書、前衛書部の会友作品=6月26日(水) 午前10時から午後3時まで
【搬入場所】国立新美術館(〒106-8558東京都港区六本木7-22-2)
【作品】表装の上、出品票の「1作品(背)ラベル」から「4得点票」を貼付して搬入
篆刻部の会友、刻字部の会友・公募・U23作品=6月24日(月)、25日(火) 午前10時から午後3時まで
漢字、かな、近代詩文書、大字書、前衛書部の会友作品=6月26日(水) 午前10時から午後3時まで
【搬入場所】国立新美術館(〒106-8558東京都港区六本木7-22-2)
【作品】表装の上、出品票の「1作品(背)ラベル」から「4得点票」を貼付して搬入
鑑別・審査
- 鑑別後、入選作品は各人の指定表装店に渡し、表装して審査をする。表装料は出品者負担。
- 入選者には6月中旬以降、入選証を送付する。
- 刻字部を除く部門の落選作品は、6月中旬以降、落選の通知とともに毎日書道展事務局より出品者へ郵送で返却する。 但し、表装店を通して搬入された作品(かな部Ⅰ類等)は原則として表装店を通して返却する。刻字部の落選作品の搬出は、8月6日(火)・7日(水)午前10時から午後4時、国立新美術館内毎日書道展事務局で行う。
- 鑑別、審査に対する異議の申し立ては一切受け付けない。
賞
- 審査の結果、会友・一般公募の成績優秀なものには毎日賞、秀作賞、佳作賞を、U23にはU23毎日賞、U23新鋭賞、U23奨励賞を授与し、賞状と副賞を贈る。
- 別に定める規定により文部科学大臣賞が授与されることがある。
- 毎日賞には2点、秀作賞とU23毎日賞には1点、佳作賞とU23新鋭賞には0.5点の受賞点数が与えられる。
合計が5点に達すると、規定により会員に推薦される。受賞点数は複数の部にまたがっていても合算される。但し、その年度の入賞が複数の部にわたった場合は、高点の方を採用し、合算はしない。
※入選が10回となった時は会友の資格申請ができる。U23における入選も1回として計算する。
発表
会友出品者は6月下旬、入賞・入選者は7月に毎日新聞紙上と毎日書道会ホームページ上で発表。
陳列
- 会友作品と入賞・入選作品は、各管轄の会場に陳列する(「会場・会期」参照)。
- 全ての入賞作品は、管轄に関係なく国立新美術館にも陳列する。
- 陳列に対する異議の申し立ては一切受け付けない。
作品搬出
- 東京展会友及び入選作品の搬出は、8月6日(火)・7日(水)午前10時から午後4時、国立新美術館内毎日書道展事務局で行う。
篆刻部、刻字部を除く部門の作品返却は表装店を通して行う。 - 東京展以外の陳列作品の搬出・返却は、日本美術商事(株)あるいは他の適切な代理人によって行う。
- 必要経費は各自で負担すること。
- 搬出日以後の作品の保管については責任を負わない。
その他注意事項
- 出品票は、必ず75回展用を使用してください。出品票の再発行・追加発行は毎日書道会へご請求ください。
- 49回展(平成9年)以降に出品歴のある方には、氏名などが印字された出品票を発行します。毎日書道会に出品票をご請求ください。
- 住所や氏名など、印字されたデータに誤りまたは変更がある場合は、赤字で正しく直してください。
- 出品票は、必ず住所と用紙上部の色が一致するものを使用してください(「会場・会期」参照)。
移転などにより管轄が変わる場合は、毎日書道会へご連絡ください。出品票を再発行します。 - 新規の応募者と49回展(平成9年)以降に出品歴の無い方は、毎日書道会に出品票をご請求ください。新規用出品票をお送りします。
- 出品票の題名、出典、作者名、釈文は正確に記入してください。
- 出品票は必ず出品者本人が記入してください。自筆でないために生じた事故については、その責を負いません。
- 出品者には展覧会招待券を各自あて郵送します。
- 出品作品について不可抗力によって発生した事故はその責を負いません。
会友の方へ
- 漢字部とかな部会友の方は、無鑑査の類をⅠ・Ⅱ類のいずれか選択し出品票「1作品(背)ラベル」の「部別」欄に○を付けてください。
- 会友出品票と会友公募出品票を送付します。所属部門(類)以外で2点目を出品される方は、会友公募出品票を使用してください。 但し、会友公募作品は3点までの出品となります。
- 所属部門の移動は3月末日までに毎日書道会へ届け出てください。
U23の方へ
- 必ずU23出品票を使用してください。
- 初めて出品される方は、生年月日が証明できる書類(免許証・学生証・保険証・パスポートなど)のコピーを、出品票の「4得点票」右下表面にホチキスで添付してください。
出品票にご記入いただいた個人情報は、名鑑等に掲載するほか、毎日書道展事務局及び毎日新聞社などからの各種ご案内に利用させていただくことがあります。希望されない方は、事務局までご連絡ください。
また、入賞作品は撮影し、図版を作品集及び報道・広報媒体等に掲載します。予めご了承ください。
毎日書道展事務局 〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
毎日書道会:電話 03(3212)2918/FAX 03(3212)2914
毎日新聞社:電話 03(3212)0188/FAX 03(3284)1604
また、入賞作品は撮影し、図版を作品集及び報道・広報媒体等に掲載します。予めご了承ください。
毎日書道展事務局 〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
毎日書道会:電話 03(3212)2918/FAX 03(3212)2914
毎日新聞社:電話 03(3212)0188/FAX 03(3284)1604
◇題材詩文の著作権について
書作品を制作する際、その題材として用いる詩文の著作権が保護されている場合、題材詩文の著作権者(詩文の著作者、著作権継承者、著作権管理者など)に対し、著作物利用の許諾を得る必要があります。毎日書道展に出品するにあたり、作品題材の著作権が存続しているかについては、各出品者で必ずご確認ください。著作権については、許諾を得ない利用だけでなく、著作物の一部を変えて書くなど「著作物の改変利用」についても盗作や剽窃として訴訟につながる可能性がありますのでご注意ください。※2018年12月30日の著作権法改正により、著作権の保護期間は著作者の死後50年から死後70年に延長されました。ただし、施行日の時点で消滅している著作権が、復活して延長されることはありません。
許諾の一括申請について
毎日書道展では、出品者の負担を軽減するため、著作権者が日本文藝家協会に使用許可を委ねた著作権に限り、主催者が一括して著作物使用許諾の申請を行っています。日本文藝家協会が管理していない作家については、出品者個人で許諾の手続きが必要です。 役員・会友出品者は出品する前に、会友公募・公募・U23の出品者は入選・入賞した際には、必ず手続きしてください。 音楽の歌詞は、日本音楽著作権協会(JASRAC)等が管理しています。日本音楽著作権協会(JASRAC)のホームページでオンライン申請できます。【お問い合わせ= 03-3481-2121 (JASRAC代表電話・出版課担当)】
※草野心平氏、西條八十氏、谷川俊太郎氏、藤原てい氏など、著作物によっては、日本文藝家協会ではなく、JASRACが歌詞として管理している場合があります。JASRACのホームページなどでご確認ください。
出品票への「作家番号」記入について
毎日書道展では、日本文藝家協会に使用許可を委ねた作家にコード番号を付けています。役員は役員出品票の出品目録の右下L欄に、会友・公募・U23は出品票の5出品目録の右下L欄に、「詩人・歌人・俳人等作家一覧表」に記載されたコード番号を正確にご記入ください。※一覧表に記載の詩文作家以外は9999、自作自詠は8888、古典(万葉集、古今和歌集等)は7777と記載してください。9999は著作権の消滅・存続を確認し、存続の場合は各自で手続きが必要です。